「やりたいこと見つかって良かったやん」
この言葉を一生忘れない
サラリーマンをやめてフリーランスのクリエイターになって
しばらくは食べていけないのでバイトをしていた
ちなみに食えない時代は8年間もつづいたので
しばらくじゃないよね、ぜんぜんww
クリエイターってことは隠して働いていたこともあり
どこでバイトをしていても
人生につまずいた陰キャのおっさんフリーターだと思われていた
バイト仲間はみんな20代で正社員さんも若いことが多く
当然30代の自分は浮いていた
てか、やんわりハブられていた
ついに食えない時代に終わりがきた
バイト先の上司に「今月末でやめさせていただきます」と言うと
「やりたいことが見つかって良かったやん」
と言われた
その言葉にいろんな感情が湧き上がってきた
あ〜自分探しの旅をしているように見えていたんだ
ちょっと痛いアラサーやなぁ……あははは
うん、まぁ、たしかに自分の進むべき道が今は迷いなく明確に輝いている
「やりたいことが見つかって良かったやん」は、外れていない
これで食べていくという覚悟をあらためてしたし
うんうん、最高のエールだよ
ありがとう、上司のSさん
その後、クリエイターと講師の両輪で生きていくことになるのだが
「他にやりたいことが見つかった」と言って学校をやめていく学生がたまにいる
立場的に引き止めなきゃいけないんだろうけど
「やりたいことが見つかって良かったやん」と言って送り出すことにしている
覚悟を決めた若者の背中を押してあげるのが
人生の先輩として正しいと思う
中には、明らかにその道はちがうやろ
と思う学生ちゃんもいる
昔、パチプロになりますと言ってやめた子がいた
でもね、それが間違っていると絶対に言えない
人生パチプロに賭けると覚悟した若者の生き方を全否定するのはよくない
本当は深〜く人生について考えて考え抜いた結果
パチプロという結論に至ったのかもしれないし
なので
「やりたいことが見つかって良かったやん」
が一番ふさわしい
ま、気になるけどね
その後の人生
ところで、12月も半ばというのに
近所の公園のイチョウが
金色に燃え上がっている
(読売新聞大阪本社となりの野崎公園)
普通ならとっくに葉を全部落としているはずなのにね
ま、人生とは
そんなものだよ
きっと